最近【人工甘味料】が話題なので、くわしく調べてまとめてみました。
あなたは人工甘味料にどんなイメージを持っていますか?
人工甘味料は清涼飲料水やお菓子に使われています。
人工甘味料を使った商品は、カロリーを抑えながら甘味を感じられるのが大人気です。
ただ、なんだか健康にはあまりよくないようなイメージを持つ方もいるかと思います。
今回は人工甘味料の危険性、種類や特徴について紹介していきたいと思います。
是非最後までご覧ください。
目次
人工甘味料について
まず、人工甘味料とは甘みをつける甘味料を人工的に作ったものの事を言います。
人工甘味料は、人工的につくりだした「合成甘味料」と、自然にある成分を人工的に作り出した「糖アルコール」の2種類。
人工甘味料は甘みを持つのにもほとんどが低カロリーやゼロカロリーなのが特徴。
その仕組みは人工甘味料が体に甘み成分だと認識されないことにあります。
糖質が体に入ると、インスリンが体を動かすエネルギーとして各細胞に糖質を配分。
1日に配分量が決まっていて、それ以上の糖質は肥満になります。
ですが、人工甘味料の場合は体が糖質だと判断をしないため吸収されません。
摂取した翌日にはほぼ100%体の外へ排出されるので結果ゼロカロリーになっています。
インスリンが働かないという事は血糖値が上げないので、糖尿病や糖質制限をしている方も摂取できる甘み成分です。
人工甘味料の種類と危険性①
・アセスルファムカリウム
・エリスリトール
スクラロースの特徴と人への危険性
甘みはショ糖の600倍もあって、お菓子類やデザートなんかにも使われていて後味の甘さが特徴。
米国食品医薬品局(FDA)や世界保健機構(WHO)から食品に使用していい成分だと認められています。
スクラロースは安全性が高い人工甘味料として世界中にしられていますが、危険性の噂もあります。
人工的につくられているスクラロースは、化学式だけ見ると農薬やダイオキシンなどと同じ「有機塩素化合物」に分類されています。
スクラロースの1日許容摂取量は体重1kgあたり5mg。
アセスルファムカリウムの特徴と人への危険性
ショ糖よりも200倍の甘さですが、甘みはあまり残らない為、しつこい甘みが苦手な方も使いやすい人工甘味料です。
カロリーはゼロで、スポーツドリンクの他に風味を良くする効果もあるのでコーヒー・紅茶に使われます。
副作用はうつ病・頭痛・腎疾患・発がん性が言われていて、塩化メチレンという成分が関係していると考えられています。
アセスルファムkの1日摂取量は1kgに対し15mg。
エリスリトールの特徴と人への危険性
エリスリトールは糖アルコールの仲間で安全性を認められていて、砂糖よりも少ない甘み。
糖アルコールはカロリーゼロの成分は無いのですが、このエリスリトールは唯一カロリーゼロの貴重な成分です。
ガムやあめにも良く使われていますが、調味料として家庭内でも活躍しています。
他の人工甘味料が危険性をささやかれている中、エリスリトールは正式な機関などからの危険性についての情報はありませんでした。
お腹をくださないため、成人男性1kg0.66g、成人女性1kg0.80gが目安。
人工甘味料の種類と危険性②
・アスパルテーム
・キシリトール
サッカリンの特徴と人への危険性
人工甘味料の中で一番歴史が長いサッカリンは、ショ糖の700倍ほどの甘みで実質カロリーゼロ。
水に溶けない性質で加工食品などに良く用いられます。
今は安全な食品添加物と厚生労働省から認定されていますが、1977年は発がん性の危険があると使用を禁止されていました。
正式なアメリカの国家毒性プログラムより安全性が報告されましたが、一度広まってしまった危険性は中々消えないですね。
心配される副作用は不妊・胃酸過多・緩下作用。1日の許容摂取量が1kgにあたり5mg。
アスパルテームの特徴と人への危険性
アミノ酸由来の人工甘味料であるアスパルテームはショ糖に比べて200倍ほどの甘み、お菓子や飲料に使われています。
アスパルテームに配合されているフェニルアラニンを、体で代謝が出来ない「フェニルケトン尿症」という病気があります。
この病気を患っているかたが摂取してしまうと生命の危機に陥るほどの重体になることもありますから注意が必要。
他にもアレルギー・心疾患・不眠症・認知症・肝障害などが心配されていますが、成分的に安全とFDAが発表しています。
アスパルテームの摂取量は1kgあたり40mg未満。
キシリトールの特徴と人への危険性
キシリトールは糖アルコールの一種で、スッキリ感が最大の特徴です。
虫歯予防や対虫歯菌能力があって、虫歯予防のガムや歯磨き粉に使われています。
キシリトールも安全性が高く正式な機関からの危険性は見つかりませんでした。
犬に摂取させると急激な血糖値下降をおこして命の危機があります。
キシリトールも他の糖アルコールと同様1日の摂取量は決まっていないのですが、1日に30gを目安に。
人工甘味料のおすすめ3種類
・エリスリトール
・キシリトール
スクラロースは世界の中でトップレベルの安全性を誇っています。
欧州食品安全機関(EFSA)・米国食品医薬品局(FDA)・国連食糧農業機関 (FAO)・世界保健機構(WHO)の認可もうけていて信頼抜群です。
カロリーはゼロなのに、少しの量で甘みを得られることから何と言ってもコスパが良い!
この甘みを使ってお菓子やデザートによく使われています。
一般的には販売が行われていないため、購入する食品の成分表示を確認してスクラロースを選びましょう。
エリスリトール
合成甘味料であればカロリーゼロのものも多い中、自然のものから取り出した成分で作っている糖アルコールはカロリーが高くなります。
そんな中、エリスリトールだけは自然派の甘味料でカロリーがゼロなのはかなり魅力的!
主に虫歯予防のガムや飴に使われており、甘みは砂糖の7割程。
キシリトール
キシリトールは聞き覚えのある方も多いんじゃないでしょうか。
コンビニやスーパーで売っているガムの80%の商品に使われているほど有名な人工甘味料!
キシリトールは糖アルコールの中で一番甘みを持っている成分で、砂糖と同じくらいの甘みを持っています。
合成甘味料よりも甘みが少ない分使用量は多くなるので、コスパ面はあまり良くないです。
人工甘味料の人への影響が知りたい!種類と知っておきたい特徴 まとめ
以上、今回は人工甘味料の危険性、種類や特徴についてまとめてみました。
・人工甘味料は「合成甘味料」「糖アルコール」の2種類
・糖尿病や糖質制限をしている方も摂取できる
・カロリーゼロの人工甘味料もある!
・フェニルケトン尿症の方はアスパルテームに注意!
・危険性が心配な方はスクラロースがおすすめ
記事をご覧になって頂いていかがでしたでしょうか?
人工甘味料については、特徴を知っていて活用することで甘みを堪能することが出来ますね。
危険性を懸念される方も多いかと思いますが、過剰に意識せずに取り入れていけばいいのかなと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。